書籍「比べてわかる!フロイトとアドラーの心理学」
比べてわかる!フロイトとアドラーの心理学
Kindle版 和田 秀樹 (著)
Kindleアプリで読む初めてのKindle本。記念すべき1冊目がこちら。
いつか「Kindle Paperwhite」を買おうと思って、アプリで試してみることにしました。
アドラー心理学を勉強しようと思って、まずは「人生に革命が起きる100の言葉」を買ったり、岸見先生の「アドラー 人生を生き抜く心理学」を買ったりしたんだけれど、調べていくうちに日本の「森田療法」というのがアドラー心理学に似ているなと思い、こちらが「森田療法」についても取り上げていたので購入しました。
とても分かりやすい文章で、心理学全体を解説してくれたので頭の中の整理がしやすかったです。
授業でもいろいろと学び、試験のために詰め込んだりもしたけれど、なかなか俯瞰してみることができずにいました。習ったはずなのに忘れていた人もいたし、こんなに心酔しているアドラーさえ、授業中は読み飛ばしていたくらい。
だから、改めて心理学を復習するのにもよいかもです。
マークしたところ抜粋
- 現代人の心の病に対して、フロイトのやり方はあまり有効ではなくなりました
- フロイト以降、臨床心理学は長く「原因論」を中心に発展てきましたが、現在は「目的論」の考え方も広まってきました
- フロイトの『夢診断』における夢は、それ自体が判断材料なのではなく「人間の心理は人それぞれ違う」という前提でそれを理解しようとしたことです
- 森田やアドラーが患者の過去をまったく聞かなかったかといえば、そんなことはありません。治療を進める上で、患者の思考パターンを把握する必要がありますから、これまでの体験やそのときの感情などは聞き出します。アドラーの場合、それを通じて患者の「ライフスタイル」をつかみました。それがわかれば、相手の目的も理解しやすくなります
- 現代社会は、漠然とした不安に包まれながら、自分の生き方に迷いを感じている人々が大勢います。それも忘れられていたアドラー心理学が見直されている理由の一つなのではないでしょうか
どのアドラー心理学者の本にしようかいろいろ迷っていたけれど、全体を見ることも必要だなとこの本を読んで思いました。
だってそもそも他の心理学についても、授業で習ったレベルしかないのだしね。いろいろ本を読むしかないね。
Kindle(アプリ)の良いところ 紙と比べて
- 気になった個所にハイライト(ライン)が引け、まとめて見返すことができる
- 見出し、小見出しごとにジャンプできる
- 寝る前にちょっと読むことができる(子供と添い寝したままでも!)
- 電車でも片手で読むことができる
- スマホでのアプリ使用だと軽い(Fireは重そう、paperwhiteは目に優しそうだけどカラーじゃないからなぁ)
- すぐに言葉の意味を調べられる
- 文字の大きさ、余白、行間、フォントまで変えられる
- すぐに買ってすぐに読める
紙の本の良いところ
- 手元に実態があり読んだ達成感がある
- カウンセリングで指し示すとしたら紙の本の方が説得力ありそう
- 人に貸せる(良い本は人に薦めたい)
書き出してみると紙の方が少ないけれど、なんというか良い本は電子書籍で持っていても実物も欲しいところ。好きなアーティストのアルバムを買うのと同じかな。
さらっと読み飛ばしたり、マークしまくったり、しおりつけまくったり、シェアしたり好き放題できるのがKindle版。古本より高いけど、何をしようと扱いが便利だな、かさばらないし。
最近は図書館も利用しているから、どの書籍をどのツール、方法で読んで、どう記録するのかが悩みどころ。
ただ読んで、その気になっているだけで、まとまっていないのが問題だけれど。
もう一年くらいがんばるつもりで軽く行こうかな。仕事も家事も育児もあるのだし。
ではでは。