放送大学で目指す臨床心理士

放送大学で心理学を学ぶうちに臨床心理士を目指すようになっていました。

2018年度(平成30年度)大学院修士全科生入学者選考結果

もっと前に掲載されていたかもしれない。

「臨床心理学」の出願者数の中に、私が入っているので記念にとっておこう。

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倍率は、13.47だったのか。15くらい超えているかと思ったよ。今年こそはがんばった1次を突破しなくては。

しかし、こんなに人気なのだから枠を増やして欲しいなぁ。実習などが大変なんだろうけれど。

放送大学に編入→無事卒業へ

本日、2017年度2学期、単位認定試験の結果を「システムWAKABA」にて確認した。

昨晩公開ししたもののアクセスが集中し、各セッション5分の限定アクセスだったけれど、翌日の14時ごろでも繋がらなかったのでよほど集中してるのだろう。私は15時頃につながった。

結果は、2つともAマル。少し専門から離れていたとはいえ、院試のように論述しないといけないわけでもなかったので、選択問題は簡単に感じられた。

いつも、勉強したときには思うことだが、45分の持ち時間で10問なり12問という出題は少なすぎると思う。

せっかく200ページの教科書を読み、理解して臨んだのだから、もっといろいろ聞いてくれと思う。我ながら勝手な。

まぁ、そういうのはさておき、途中半年間休学を入れて、編入から6年半でようやく卒業要件がそろった。

現役時代(という表現も古いが)、短期大学を卒業しただけだったので、これで学士を取得したことになる。

 

私は英語課を卒業後、成績表を入手し放送大学に送ることで一部放送大学用に読み替えてもらい、不足分を取得した形になる。

参考までに、編入した場合の卒業要件の表を添付しておく。

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こんな感じ。短期大学では62単位、放送大学では70単位を取得。

これだけではなく、授業形態による要件もあるので添付。
放送授業(テレビ、ラジオ、ネット、教科書)で受ける通信授業以外にも面接授業を受ける必要がある。

全部でどれくらい受けただろう、東京・大阪などであれば授業の種類も日程もいろいろ選べるのだけど、他はどうなのだろう。遠くから来ている人もいたな。

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この春は予定を開けておいて、卒業式に出るつもりだ。

院試に向けて気合をいれよう。

書籍「LIFE SHIFT」

雑誌のおススメ本の中に「WORK SHIFT」というのがあり、同じ著者つながりのこちらの本に興味を持った。

私は、基本的にはビジネス書など読まない方なので珍しいことだけれど、心理学やコーチング、放送大学の教科書と違ったものもよいかと入手して読み始めた。

読み始めてすぐから、今の勉強や仕事、生活なんかを見つめ直す意味でもとても有効な本ではないかと思い始めた。いつもなら(教科書なら)寝てしまったり、スマホに奪われる時間をすべてこちらの読書にあてると、通勤時間だけで1日40ページペースで読むことができた。

ざっとではあるが振り返って記録しておこうと思う。
ちなみに、このブログは思い立った時更新なので文体の連続性に問題あり。

 

人生100年時代到来

2016年のデータで言うと、平均年は「女性87.14歳 男性80.98歳」を記録した。

しかし、この本では世界的に平均寿命は伸びつつあり、今生まれている子たちの半数は100才を超えることを紹介している。

その親世代である30代~40代の寿命も95才くらいであろうとのこと。老後に引退前の半分の生活費で過ごすためには、私の年代(40代)で17.2%の貯蓄が必要らしい。もちろん、住居費、子供の学費とは別に貯蓄しなければならない。

このように人生100年時代の到来や長寿化については、「年金問題」「老後問題」などマイナスイメージで捉えるものが多いが、考え方を変えると、長寿化も悪いばかりではないよ。というのが全体の流れかな。

世代ごとの人生

LIFE SHIFT」では、3つの人生の例を出して具体的に解説してくれている。

  • 団塊の世代…ジャック(1945年生まれ、71歳)
  • 団塊ジュニア…ジミー(1971年生まれ、45歳)
  • 高校卒業世代…ジェーン(1998年生まれ、18歳)

例に出す年代は人口が多かったり、これからの人生を考えるにぴったりの年代だったりで、感情移入しやすく、家族を想定してのイメージもしやすい。

最近よく見る、~2.0という表現があり「次世代」という意味で使われることも多く、「web2.0」(用語)だったり「お金2.0」(書籍)、「ガバメント2.0」「ETC2.0」なんかもあるらしい。

web2.0Docomo2.0に代表されるように、

レガシーシステムに対して、新しいムーブメントの動き、または、その状態

ただし、「視力2.0」だけは意味合いが異なる

これは関係ないのが混ざっていて笑ってしまった。

この本では、上記の3つの人生を3.0の人生、4.0の人生、5.0の人生という表現で説明している。この3.0については、「学生(勉強)」「労働(仕事)」「引退(老後)」を意味するので、「次世代」という意味合いよりは「バージョン」とか「ステージ」を意味するのかな。

人生が長くなり、世の中の産業も大きく変わってきている中、今までのような勉強の仕方、働き方では成り立たない場合が多い。

だから、今からでもみんな遅くないので、計画を立ててなんとか人生を楽しめるようにがんばろう。

人生で大事なのは資産と無形資産

人生で大事なのは「資産」と無形資産である。これについてはあちこちに記載がある。「資産」というのは、お金・不動産など目に見えるわかりやすいもの。もちろんこれも大事だけれど、「無形資産」という見えない資産もあるよとのこと。

無形資産の種類は生まれつきを除くと三種類、「生産性資産」「活力資産」「流動性資産」がある。

ざっくり説明すると、「生活性資産」は、スキルと知識。
仕事で役立つ資産ではないかな。能力には個人差があるね。

「活力資産」は肉体的・精神的健康と幸福。
これは生まれつきには入らないのかな。生まれ持った身体や考え方というのはあるとは思うけれど。健康を維持したり、幸福に物事を考えられる力にあたるかな。後天的にゲットできるしね。

「変身資産」は変化と変身に必要な資産。
自分についてよく知っていること、多様性に富んだ人的ネットワークがあること、新しい経験に前向きであることなど。

結婚はリスクではない

今は独身世代が増えています。結婚しない理由として、「給料が低い」「相手が居ない」「メリットがない」「仕事に集中したい」などがよくあげらているが。

この本では、これからの人生をうまくやっていくにあたり「良いパートナーを探すこと」というのが推奨されている。

少女漫画、ドラマの世界観での「良いパートナー」ということではなく「経済的な観点から見た良いパートナー」をじっくり探そうとある。ある意味新しい角度。これドラマ化されないか。

結婚すると2人分の生活費は1.5倍で済む、これからのマルチステージを生きるにあたり働き手は多い方がよい、核家族化するより何世代もまとめて住む方が何かと便利。このような論調だ。

「家庭教育論’12」の授業を取っていた私も薄々そのようなことを考えていた。江戸時代から現代までの流れを大まかに見て、核家族化してなんだか自由に気ままに孤独に必死に過ごしているのはほんのこの数十年だけ。

親も兄弟も結局は心配だし、子ども1人家に置いて(小学校へ行く頃のイメージ)仕事しているのもどうなのかなと思っていたのだ。

私はコミュニケーションが苦にならないというか、基本的には色々話をしたいタイプなので(そら大変なことはあるけれど)、そういうの乗り越えてきたから家族は特別に近いわけで、血のつながりに限らず、同じご飯食べて同じことに泣いたり笑ったりしてたら家族みたいなもんで。

そういう、長屋暮らしというか寮生活、下宿などにあこがれていたのだ。宝くじが当たると寮母やおかみさんになりたいくらいには。

話は大幅にそれたけれど、また大人数で生活する時代が来るのではないか、いやそうやって助け合った方がみんなハッピーみたいなことも書いてあるようなないような。

あとがき

「まとめ」とせずに「あとがき」にした。まだまだ私には書評などをまとめるにはスキルがない。言いたいことが散らかりすぎる。

もっと淡々と書くべきか。

しかし、この本をやっと読み終えて、次の読書もどんどん読む意欲が湧いたし、今までの人生を振り返ったり、これからの未来を考えたりするよい機会に恵まれた。

親や兄弟に読ませたいがその忍耐力はない。しかし義理の母なら理解してくれそう。またこの本をコーチングやカウンセリングにも生かせたらと思う。

【国立国会図書館】蔵書検索・申し込み 複写を申し込んだ

先日、国会図書館へ行って「登録利用者カード」を作ったので、色々と検索をして、コピー(複写)を申し込んでみることにした。

前回は、保育園のお迎えの時間が来てしまい、カードを作って→図書館カレーを食べて→端末で図書館の資料を検索して→申し込んで→資料が準備されるのを待って→やっと読める!この段階であと5分くらいしかなかったのだ。

図書館の端末で資料を見つけても出してもらえるのに、15分くらいかかるよ。

 

下が、サイトのある資料を検索してみた画面。

申込み欄の下に「複写」というのが出るので押して、画面を進めるだけで複写の申込ができる。大変便利だ。

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いや、簡単だけれど。なんというか通常のネットショッピングのように、金額とかあまり詳しく書いてない。書いてあったのかもしれないが、見過ごしてしまった。

料金がわからない以上、あまりページの多いものをぽちぽちしてもリスクがあるので、お試しで、気になる内容の雑誌記事のようなものを選んでみた。

それが昨日届いたのである。すごく大きな封筒。A3そのままを折らずに入るくらいの大きさ。

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ちゃんとビニールに入って届く。当たり前か。

気になるお値段は…

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え、書いてるとこ写せてないですね。

1枚24円(A3)程度だったかな。それに送料が340円。東京と京都からそれぞれ届いていたので、トータル1713円となりました。

本が…買えますね。

でも、居ながらにしてぽちぽちお願いでき、コピー取って送ってくれるのだから当たり前といえば当たり前。

現地に行っても交通費はかかるし、本を待って、コピー範囲をメモして、複写依頼コーナーでお願いして、さらに待つ。

身体と時間を拘束されないのだから、それくらい支払おう。

 

で、よいデータはあったのか。

私に必要なのは、主軸となる論文であるはずなのに、一体何をやっているのだろう…という感じですね。

8月末の提出はどうなるのか。

 

それ以前に、9月末で除籍となり、10月から再入学、即卒業となる予定なのだが、再入学の手続きがとれなくて放送大学に問い合わせ中なのです。

いろいろどうなることやら。

書籍「認知行動療法のすべてがわかる本-イラスト版-」

認知行動療法のすべてがわかる本

 

放送大学の授業の中では、一通り習ってはいるものの、カウンセリングなどで使われるそれぞれの療法について、あまりにも具体的に知らなすぎるため、あらためて図書館で借りて調べることにしている。

実際に、何かやる(卒論、友達にカウンセリングの練習、研究)段階になると、座学で学んだ時よりも頭の吸収力が違う気がする。

ということは、大学に入った段階からより具体的に将来設計できているほうが身につくということだけれど、後の祭りだ…

放送大学のスタート時は、そんなことより「本当に放送大学生活が続けられるのか」「とにかく1単位1単位取ることを大事にしよう」というノリだったこともあり、今更言うのは無理があるけど。

それでも、本当に臨床心理士を目指すことになるなんてわかっていたら、もうちょっとやり方があったのになぁ。夢とか大きく持つのって恥ずかしいと思うのはなんでだろう。最初から大きく持ってやってればなぁw

 

本の説明になっていない。

この「認知行動療法のすべてがわかる本-イラスト版-」本は、イラストが多用してあって、実に具体的に認知行動療法について説明してあって、わかりやすい。

初心者向けでもあるけれど、専門書とか読み過ぎて、頭がぐるぐるになっている人にもよいと思う。
私など、単位をそれなりに取ってきたのだから、教科書もたくさん読んできたのに、本当ほとんど頭に残ってない状態なので、こういうのは助かる。

いえ、勉強が無駄だったわけではないと思うけれど、頭の中に漠然とできていた引き出しの中に、ちゃんと「認知行動療法」というものを詰めていくスタートとしてはよい本ではないかなと思う。

 

急にこれだけ読んでも、心理学のなんたるかはわからんと思うけれど。体系的に勉強したからこその、よい軽い読み物という感じか。

みんなそれぞれにやり方あると思うから。

 

私は、放送大学でできた頭の棚の中に、いろいろと物を詰める作業を行って補っていこう。

なんだか、8月中の「計画書」に逃げ腰の発言ではあるが。
後一年、読書とテーマの深堀をしてもよい気はしてきている。年は取るけど、知識を増やしてからの方がいいんじゃないかな。

 

いや、もちろんチャレンジはするけど!

CiNiiでの情報検索

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うーん。論文を検索しなさいとのことだけど。
これで出てくるのは記事ばかりのような。

それでも最近、国会図書館に新規登録したことで
出てきた記事も読みに行ったり、複製を取り寄せたりすることができるように。

少しは論文ぽいものを読んだりするようにはなりました。

 

そして「J-STAJE」にも登録した。

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説明を読んでも意味があまりわからない。
わかるようになればいつか解説したい…

 

あまりにわからないので、研究者をしている友人に論文について聞いてみた。

すると専門は心理学でないにしろ「フロイト」と検索しても論文は出てこないよ。とのことだった。カテゴリが大きすぎですでに人物名で論文書いている人なんていないとのことだった。そりゃそうだ。そしてそういう論文は出てきても「怪しい」とさえ言っていた。そんなものか。

 

大学の卒論ならいざ知らず、大学院で研究をしようというのだから、そもそも稚拙な考えしかできない私には対応できないのではないだろうか。。

マイナス思考になるのを抑えつつ、少し角度を変えて検索してみようと思う…

 

書籍「比べてわかる!フロイトとアドラーの心理学」

比べてわかる!フロイトとアドラーの心理学
Kindle版 和田 秀樹 (著)

 

Kindleアプリで読む初めてのKindle本。記念すべき1冊目がこちら。
いつか「Kindle Paperwhite」を買おうと思って、アプリで試してみることにしました。

アドラー心理学を勉強しようと思って、まずは「人生に革命が起きる100の言葉」を買ったり、岸見先生の「アドラー 人生を生き抜く心理学」を買ったりしたんだけれど、調べていくうちに日本の「森田療法」というのがアドラー心理学に似ているなと思い、こちらが「森田療法」についても取り上げていたので購入しました。

とても分かりやすい文章で、心理学全体を解説してくれたので頭の中の整理がしやすかったです。

授業でもいろいろと学び、試験のために詰め込んだりもしたけれど、なかなか俯瞰してみることができずにいました。習ったはずなのに忘れていた人もいたし、こんなに心酔しているアドラーさえ、授業中は読み飛ばしていたくらい。

だから、改めて心理学を復習するのにもよいかもです。

マークしたところ抜粋

  • 現代人の心の病に対して、フロイトのやり方はあまり有効ではなくなりました
  • フロイト以降、臨床心理学は長く「原因論」を中心に発展てきましたが、現在は「目的論」の考え方も広まってきました
  • フロイトの『夢診断』における夢は、それ自体が判断材料なのではなく「人間の心理は人それぞれ違う」という前提でそれを理解しようとしたことです
  • 森田やアドラーが患者の過去をまったく聞かなかったかといえば、そんなことはありません。治療を進める上で、患者の思考パターンを把握する必要がありますから、これまでの体験やそのときの感情などは聞き出します。アドラーの場合、それを通じて患者の「ライフスタイル」をつかみました。それがわかれば、相手の目的も理解しやすくなります
  • 現代社会は、漠然とした不安に包まれながら、自分の生き方に迷いを感じている人々が大勢います。それも忘れられていたアドラー心理学が見直されている理由の一つなのではないでしょうか

どのアドラー心理学者の本にしようかいろいろ迷っていたけれど、全体を見ることも必要だなとこの本を読んで思いました。

だってそもそも他の心理学についても、授業で習ったレベルしかないのだしね。いろいろ本を読むしかないね。

Kindle(アプリ)の良いところ 紙と比べて

  • 気になった個所にハイライト(ライン)が引け、まとめて見返すことができる
  • 見出し、小見出しごとにジャンプできる
  • 寝る前にちょっと読むことができる(子供と添い寝したままでも!)
  • 電車でも片手で読むことができる
  • スマホでのアプリ使用だと軽い(Fireは重そう、paperwhiteは目に優しそうだけどカラーじゃないからなぁ)
  • すぐに言葉の意味を調べられる
  • 文字の大きさ、余白、行間、フォントまで変えられる
  • すぐに買ってすぐに読める

紙の本の良いところ

  • 手元に実態があり読んだ達成感がある
  • カウンセリングで指し示すとしたら紙の本の方が説得力ありそう
  • 人に貸せる(良い本は人に薦めたい)

書き出してみると紙の方が少ないけれど、なんというか良い本は電子書籍で持っていても実物も欲しいところ。好きなアーティストのアルバムを買うのと同じかな。

 

さらっと読み飛ばしたり、マークしまくったり、しおりつけまくったり、シェアしたり好き放題できるのがKindle版。古本より高いけど、何をしようと扱いが便利だな、かさばらないし。

最近は図書館も利用しているから、どの書籍をどのツール、方法で読んで、どう記録するのかが悩みどころ。

 

ただ読んで、その気になっているだけで、まとまっていないのが問題だけれど。

もう一年くらいがんばるつもりで軽く行こうかな。仕事も家事も育児もあるのだし。

 

ではでは。